公開日:2006/09/24
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過去にない規模で、Windowsプログラミングのスタイルを変えなければならなくなってしまうだろうという変革を迫られるOS「Windows Vista」。
現在、Windows Vista の RC1 (公開候補版) が誰でも無料で体験できるようになっており、様々な事前テストを行うことができます。というわけで今日は、このRC1を導入してみて、いくつかのソフトウェアの動作状況を確かめてみることにしました。

こちらが、Windows Vistaのデスクトップです。
見た目がガラリと変わっていることがわかると思いますが、内部的にもガラリと変わっているようです。
ただ、今後64ビットCPUの環境が普及していくことを考えると、32ビット環境は、だんだんと時間をかけて、なくなっていくと思います(かつて、32ビットOSが登場した頃の16ビットOSのように)。その途上の様子とも言えるかもしれません。
しかしながら、まだまだ「コマンドプロンプト」は健在です。2000やXPのときは、それよりも前のMS-DOSプロンプトと比べるとパワーアップが行われていましたから、今回のWindows Vistaでも、更なるパワーアップが図られているのだろうと思います。

さて、続いて、既存ソフトの動作テストと参りましょう。いじくるつくーるの、現時点での最新バージョンは ver.7.48.01βです。このバージョンでは、CCPUの情報取得能力がアップしている他、CRT関数において、セキュア版を徹底的に利用する対応が行われています。
そんな、いじくるつくーるですが、Windows Vista上ではどのように動くでしょうか? 実際に試してみました。

このメッセージは、いじくるつくーるが未知のバージョンに出会ったときに必ず出力されるダイアログです。XPの時にも登場直後は表示されていました。これはとりあえず、OKボタンを押します。

メインウィンドウは表示されました。ここで使っているコントロールは、ツリービューとリストビューであり、共にWindows Vista上では、大きく、きれいなフォントで表示されているのが印象的です。
ところで、Windows VistaではWinHelp形式のヘルプが表示できないという話がありましたので、実際にヘルプ(F1)を選んでみましょう。

みごとに表示できませんでした。WinHelpは、マイクロソフトのサイトから入手可能になるとはいえ、やはりデフォルトでヘルプを表示できないのはツライものです。なんとか対策を立てたいところ。
ところで、コンパイル済みHTML(chm)形式がどうなのかについても、確認してみました。INASOFTでは、chm形式のヘルプを持っているソフトウェアは公開していませんので、LHユーティリティ32のヘルプを見てみたところ、正しく表示されていました。どうやら、chm形式のヘルプはサポートされるみたいですね。
続いて、環境情報の表示(CCPU)を開いてみました。

Microsoft Windows Vista 6.00.5600と表示されています。これが、Windows Vista RC1 が内部的に持つバージョンのようですね。
次に、設定ダイアログを開いてみて、それが正しく動くかどうか。

「システムの禁止設定」ダイアログです。個人用設定(HKCU)の方のバージョン。文字サイズが大きいため、ボタンの下の方が欠けてしまっていますが、まぁ、ご愛敬。適当にチェックを入れ、OKボタンを押してみます。


レジストリを開くことに失敗してしまいました。設定値の変更は、デフォルトでは認められていないようです。おそらく、なんらかの制限解除的な操作をしないといけないのでしょう。この点については、まだまだ勉強が必要なようです。
HKLM系のレジストリを多数書き換えるような動作をしますので、おそらく動かないだろうと思うのですが、いちおう念のため。

いきなりこのようなダイアログの登場となりました。やっぱり動かねェ〜。おそらく、このプログラムをWindows Vistaに適合させるには、かなり大変な道のりとなることでしょう。ってかまず、Vistaへの対応が必要かどうかというあたりも調べないといけませんね。Vistaのデフラグが、ひょっとしたら自動電源OFFに対応することになるかもしれませんし。
他のアプリケーションの情報を盗み取るタイプのソフトウェアであるため、これも動かないような気がします。

あ、動いた。Windows Vistaのセキュリティ強化とは言っても、ファイルの読み書きとレジストリの読み書きが主な点であり、メッセージ通信や合法的なメモリ読み書き等は、あまり関係がないのかもしれません。

クリップボードへのコピーもできました。また、書き込み可能な権限を持つフォルダへの出力にも成功しました。
今気づいたんですが、ダイアログボックスの中の日本語が変ですねぇ(笑)。直さねば………。
ただし、ListView to CSVは、カレントディレクトリのiniファイルへの保存を行っていますから、設定値の保存を行うことはできませんでした。保存方法を考え直さないといけないかもしれません。とりあえず、HKCU/Software配下のレジストリへの設定保存は認められるようですから、設定の保存先をレジストリに変更するということで対策になるかなと考えています。
.NET Frameworkなアプリケーションです。

そりゃ動くっしょー。.NET Frameworkなんだし。ただ、

カレントディレクトリへのファイル保管ができないせいか、XMLのシリアライザの実行に失敗しました。
まぁ、主要動作自体には影響がないから良いかなぁ。でも、設定の保存方法は考えなおさないといけないなぁ。とりあえず、設定の保存先をレジストリに変更するということで対策しようかなと考えています。
DirectXを使ったアプリケーションです。

特に問題のある動作は行っておらず、特に設定値もレジストリの保存していますので、何の問題もなく動作させることができました。ハイスコアも保存されます。今回の実験の中で、唯一すべて正常に動作したアプリケーションでした。
特に、ヘルプファイルをchmで作り直さなければならないというのは、かなり痛いですね。なんとかならないかなぁ。現在は、最低動作環境をWindows 98にしているので、ヘルプをchmで公開することに支障はなくなっているのですが、自力でchmを作り直すのには時間がかかりすぎます。hlpをchmに無料で変換してくれるツールとか……ないかな。